高校生のための 投資ってどうなの?教室

第4回:投資先選びの方法を具体的に考えてみる

こんにちは、Incbird編集部です。
シリーズの4回目です。
今回から、投資先の選び方のヒントを書いていこうと思います。

基本方針は、その会社が「ありがとう」をたくさん集められるか?

投資先選びは、本当は自由でどのように選ぶかは本人次第です。多くのサイトでもそのように書かれていたのではないかと思います。

でも投資の初心者にとって「自由に選んでいいよ」と言われても、手掛かりが無いので困ってしまうと思います。

ここでは、これまで説明してきた「ありがとう」をたくさん集める「会社」を見つけると言う視点で説明していきます。

一般的にこれを「長期投資」と呼んでいます。

前の記事で

「ありがとう」をたくさん集められる会社の「株式」と「お金」を交換する

と書きました。

もっと目的を単純に書くと

「ありがとう」を、未来でたくさん集められる「会社」を見つける

が、投資先を選ぶ方針になります。

これを極めるための、いくつかの方法を書いてみます。

①その会社の商品やサービスがどれくらいのありがとうを集められそうか考える

その会社の商品やサービスが、何かを理解する必要があります。そのために、その商品やサービスをあなたが使ってみることです。以前からファンならさらに良いです。

お客さんとして、商品を買ってどれくらいの「ありがとう」を自分自身が感じているかを確認

してみましょう。

払った金額より「ありがとう」が大きいとその商品やサービスは良いものかもしれません。

次にあなた以外の人が、どれくらい「ありがとう」と思うかを考えてみてください。

来年も再来年もずっと「ありがとう」が増え続けると考えられる

なら、その会社はさらに多くのありがとうを集める力があるのかも知れません。

②その会社の成績や経営の状態を理解したり比較できる力を持つ

原則、全ての会社は商品やサービスを通して、より多くの「ありがとう」をもらえるように努力します。

商品やサービスを磨くのは当然として、作ったり売ったりするプロセスであらゆる努力を行なっています。

その努力の結果を業績と呼び、各会社は「決算」として発表します

どれくらいの「ありがとう(売上)」を集めることができたか?どれぐらいの利益を産むことができたか?

そのためにどんなお金の集め方をして、どんな使い方をしたのか?それにより、どんな資産を増やしたり、減らしたりしたのか?などの1年間の結果が決算で公開されます。

「会社の業績などを知らずに投資するのは、手札を見ずにポーカーをするようなものだ」

これは、有名な投資家ウォーレン・バフェット氏の言葉です。

皆さんが投資をする際には、この「決算」を理解する必要があります。ただし、これには多くの決算書を読む大量の時間と、読み解くための勉強が必要でした。

これを解決するのがこのサイト「会社図鑑Incbird」の一番大事な目的です。

バードの見方ガイド

バードにより、投資判断に必要な決算情報が把握しやすくなると思います。ただ、見方に慣れないと取れる情報が少なくもったいない。

このサイトの記事では、見方に関する記事を今後も掲載していきますので、ご確認いただければうれしいです。

次回はこのシリーズの根幹となる「ひみつ」について公開します。次回もお楽しみに。