売上と利益の伸びを見分ける
上の羽が長いほど急成長中のバード
左の翼は5つの羽で出来ています。
青い羽は売上の大きさ。根元の羽は利益。青ければ黒字。赤ければ赤字。
左の翼の図解
左の翼(向かって右)は売上と純利益の5期分のグラフになっています。
羽が上に行くほど大きくなっていると、売上や純利益が、急激に成長している会社。すべての羽がほぼ同じ長さで四角く見えると、安定的な規模を維持している会社というように、見分けることができます。
以下に代表的な左の翼の形を挙げてみます。
売上に関する翼の形
①左の翼が「ナイフ形」
図のようにナイフのような形のバードは、急激に規模を拡大している会社です。
②左の翼が「へさき形」
船のへさきのような形のバードは、着実に規模を拡大している会社です。
③左の翼が「四角形伸び」
四角形の翼のバードは、業績に大きな変化が見られない会社です。少しづつ規模が拡大しているものを「四角形伸び」に分類しています。
④左の翼が「四角形下げ」
同じ四角形でも、少しづつ売上の規模が縮小しているタイプの会社です。少し規模が小さくなっているものを「四角形下げ」に分類します。
⑤左の翼が「台形」
上に行くほど羽が小さくなっているバードは、売上が徐々に縮小している会社です。
⑥左の翼が「階段形」
上の羽が、極端にがくんと短くなっているバードは、急激に売上の規模が小さくなった会社です。
純利益に関する翼の形
売上同様、根元の濃い青や赤の羽は純利益の5期分の変化をグラフ化したものです。
①根元の羽がすべて濃い青
この姿のバードは、ずっと純利益が黒字の会社です。事例のバードだと、かなり高い利益率を誇っている会社になります。
②根元の羽の赤が混ざる
ところどころに、赤い羽が混ざっているバードは、その年度に赤字を出している会社です。赤字にした理由は様々なので、一概に良し悪しは語れません。
③翼が真っ赤
翼が真っ赤になるケースはとてもレアで、成長の初期段階や、研究開発段階にある会社の特徴です。上記の例だと、赤字が売上をも上回っていて、年々赤字を拡大させている会社の事例となります。
左の翼のまとめ
左の翼は、売上や利益の成長を示しています。
ナイフ形やへさき型は急成長中の会社です。